Supreme 20FW Week16 The North Face

Bot開発

Week16は、The North Faceとのコラボ商品がリリースされました。Fur Nuptse Jacket、Waist Bag、Quilted Flannel Shirtあたりが人気となりそうでした。StockXを見てもプレ値になっており、店舗抽選の枠数を見ても数は少なそうです。

前回も最近悩まされている「High Traffic」エラーによって、上手く購入することができませんでした。

色々調べたり、遅延時間を調整したりしてみましたが、上手く改善しません。ただ混雑しているのが原因かもしれないですね…。

ひとまず「High Traffic」エラーが出た場合も気にせずリトライを繰り返すようにし、別タブを使わない方法とカートインを昔の処理に戻すことにしました。

 

結果は、今回も「High Traffic」エラーになり上手く購入することができませんでした。リトライ数の上限を増やしたので、初動後のリストックを上手く拾うことができないかと、長い時間動かしてみましたが、リクエスト型のBotには太刀打ちできませんね…。

リストック→チェックアウト画面を開く→チェックアウトとなると、チェックアウト画面を開くのに時間がかかり、どうしても間に合いません。チェックアウト画面を開いておけばいいかと言うと、そうするとreCAPTCHAの有効期限が切れて、認証が出てしまいます。これを何度も繰り返していると、reCAPTCHAの認証が出る頻度が上がってしまうので、ますます購入することができません。

 

その他に前回あたりから発生している、チェックアウトボタンを押すと、Shopリンクが押せない画面に飛ばされてしまう現象です。調べてみると、503エラーが発生した場合にこの画面に遷移しているようです。この503エラーとは、「サーバーへの同時アクセス数の制限を超えているため、訪問者の閲覧を制限している」状態で発生します。

何度かリロードしていると、カートの中身が表示されるようになるかと思います。

あとは、チェックアウトボタンを押したあと、通常は「PLEASE WAIT…」となりますが、すぐに押す前の状態戻って進まない現象です。これも同じく、503エラーが発生した場合に起こるようです。これはしつこく何度も連打するしかありません。こうなってしまうと、何度も機械的にリトライできるBotが圧倒的に有利な状態になってしまいますね…。

 

「High Traffic」エラーが混雑によるものだとしたら、速いチェックアウト、繰り返しのリトライが必須となるので、今の仕組みだと限界を感じてきました。ブラウザを使った処理が安定したらと考えていましたが、ここはリクエスト型の処理に切り替えた方が手っ取り早い気がします。そうなると、reCAPTCHAを生成・取得するプログラムも作らないといけないので、少し手間がかかりそうですね…。テストをすることを考えると、同時並行で進めていくのが効率が良さそうです。

 

何か手っ取り早い方法がないか調べると、Supremeのモバイルサイトを使えば、今の処理を使い回せそうな気がしました。モバイル版のサイトは、チェックアウト画面に遷移する際にサーバにリクエストを送っていないようで、アクセスが集中している場合でも影響を受けません。

また、モバイルサイトの場合、バックグラウンドで商品情報を取得し、自動で更新してくれるので、リストックされた場合でも自動で画面を更新してくれるみたいですね。モバイルサイトの方が購入しやすいというのはこういう理由もありそうです。

 

現在はカートインはリクエスト型で処理しているので、モバイルサイトのチェックアウト画面に遷移させ、そのままチェックアウトさせてしまえば、reCAPTCHAを管理するプログラムは省略することができそうです。この方法が上手くいけば、リストックで拾えるチャンスもありそうです。

とりあえず、同時にリクエスト型の実装も進めながら、モバイルサイトを使ったチェックアウト処理に切り替える形で進めていきたいと思います。reCAPTCHAのプログラムができれば、他のサイトでも応用が効くので使い道は色々ありそうです。

 

今回は、別タブが使えるか同時に手動でテストしてみたのですが、問題なく買えてしまいました。なので、別タブ自体が悪いというわけでもないし、住所やIPが問題というわけでもなさそうですね…。やはり単純にアクセス集中が原因のエラーなのでしょうか。謎は深まるばかりです。

 

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