Supreme 21SS Week2 Nike SB Dunk Low

Bot開発

Week2は、Nike SB Dunk Lowのリリースがありました。どのくらいのプレ値になるのか予想が付きませんでしたが10万前後のようです。

今回は店舗抽選代行で時間が無く、その他のレギュラー品など募集をすることはできませんでした。クレカの用意も限られていたため、過去に取り引き実績がある方、今回の店舗抽選に失敗された方を対象に募集をさせていただきました。

代行料金は以下となりました。

  • Nike SB Dunk Low 20,000円
  • その他 1,000円

海外のBot対策

UK、USでBot対策と思われる変更が入っているという話もあり、海外のSupremeを調査する必要がありました。

その変更というのは、カートインする際にポップアップアラートで確認が入るというものです。調べたところ明らかにBot対策のための変更でした。詳しく説明すると、カートインする際に特定のアイテム(今回の場合Dunk)に対してだけ、ポップアップが表示され、ポップアップのContinueボタンを押すことで、押したことを判定するパラメータが付加されます。

カートインのリクエスト時にパラメータの有無が判定されるため、カートインに失敗します。かなり子供騙しの対策ですが、いきなりこれをやられると対応のしようがありません。

さらにUSの仕様を確認していたところ、商品情報にチェック用ハッシュが追加されていることに気づきました。以前はなかったようなので、最近実装されたものかもしれません。これも同様にカートインする際に、商品ごとに割り振られたハッシュを付加しなければカートインに失敗するというものです。これはまだ日本には導入されていないので、今のうちに実装しておいた方がいいのかもしれません。

ここまでのBot対策を調べてみると、どうやらカートインに対しての対策が多い気がします。

前回からの改良

前回はreCAPTCHA認証によるエラーで買えない問題が起きたため、そのあたりの改良をする予定でした。しかし、店舗抽選代行があまりにも忙しかったため、手を加える時間がありませんでした。

しかし何も改良しないわけにはいかないので、時間ギリギリまで少しでもいじってみることにしました。

まずは、念の為にカートインのBot対策への対応です。これはそれほど難しい対策ではなかったので問題ありません。

reCAPTCHA関連の修正は、かなり大幅な変更となるため、さすがに間に合いませんでした。あまり大きな変更を加えすぎると不具合も怖いです。

今回の結果

販売時間が近づいてきたので、仮想環境にBotを反映させます。が、ここで大きな問題が発生しました。Botが上手く立ち上がりません…変更を加えたところが問題か?と思いましたが、ロールバックしても立ち上がってきません。

疲労と眠気で頭も回りませんが、しばらく待つと一部だけ立ち上がりましたが、さすがにもう原因を特定して修正するだけの時間は残っていません…。辞めようか迷いましたが、一か八か挑戦してみることにしました。

時間になると一瞬で完売となり、一つも購入することはできませんでした。やってしまいました…。こんな日に限って、スタート時間を5秒前にセットしていましたが、実際は10:59:52くらいには商品情報が反映されていたようです。この時点でかなり出遅れてしまったのと、Botが2割程度しか立ち上がっていなかったため、購入に至りませんでした。

蓋を開けてみると、懸念されていたBot対策もなく通常通りでした。ご依頼され買えなかった方、申し訳ございません。

 

問題を特定するため色々と調査してみると、どうやらSupremeのサイトで少し仕様が変わっており、読み込み完了を上手く検知できなくなっていたのが原因のようです。よりによってこの日にこのトラブルに遭遇してしまうとは、なんともツイてないです。

また、リクエスト型のBotもいくつか動いていましたが、すべて「high traffic」エラーが発生しており、購入できていませんでした。やはりBot判定されているのか、アクセス過多のためのエラーなのかは不明ですが、もう少し調査が必要になりそうです。

次回までにこのあたりの改良を加えておきたいです。

  1. reCAPTCHAまわりの改良
  2. 商品情報のBot対策実装
  3. リクエスト型Botの改良

オンライン代行の成果はだめだめでしたが、ようやくゆっくり眠りにつけますzzz

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